本日(2014/10/31)開催【平成26年度 有機・高分子物質フォーラム】

1.日 時:2014年10月31日(金) 15:20~
2.場 所:東京工業大学蔵前会館 3F 手島精一記念会議室
3.主 催:優材会、  一般財団法人 繊維工業技術振興会
4.プログラム
《講演1》 15:20~16:10
 タイトル:有機半導体高分子の合成と次世代電子デバイスへの応用
 講演者 :東京工業大学大学院 有機・高分子物質専攻 准教授 道信剛志
 講演概要: 導電性高分子の発見に始まる新しい高分子科学の研究は、有機EL、有機太陽電池、有機電界効果トランジスタ、
        有機メモリーなどの次世代電子デバイスの開発へと発展しています。特に、共役高分子とフラーレンの混合から
        成る有機太陽電池は年々効率が向上しており、実用化が期待される段階にあります。本講演では、これら電子
        デバイスの活性層に使用される半導体高分子の開発に焦点を絞り、当研究室のアプローチを解説します。

《講演2》16:20~17:10
 タイトル:温度応答性表面を活用した細胞シート工学による再生医療への展開
 講演者 :株式会社セルシード 戦略推進室 知的財産部長 坂井秀昭
 講演概要: 再生医療推進法が昨年に制定され、それを受けて再生医療安全性確保法、改正薬事法の2法が成立、
        本年11月には施行されます。今後、再生医療技術は国を挙げて実用化が推進される。我々は、東京女子医科大学と共に
        温度応答性ポリマーを固定化した特殊な表面を開発し、それを利用することで初めて実現する細胞シート工学の基盤技術を
        構築してきました。現在では、この技術をもとに複数の大学医学部においてこれまで治療が困難であった患者様を対象に臨床
        研究が行われています。本講演ではこれらの事例を紹介すると共に、今後、再生医療分野で求められるポリマー固定化表面、
        さらには再生医療技術の課題等についても触れたいと思います。

《交流会》 17:30~   会費予定 (¥3,000)
5.参加申し込み
 会場の設定上、参加を御予定の方は事前に下記までご連絡いただければ幸いです。
当日参加も受け付けております。
 鞠谷 雄士 kikutani.t.aa@m.titech.ac.jp