優材会会長・副会長挨拶

会長挨拶

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 橋本 壽正  
 東京工業大学名誉教授

昨秋の総会で,奥居先生の後任として優材会の会長に推薦された橋本でございます.伝統のある同窓会でもあり,多少なりともお役に立てれば幸いです.ことしの元旦は珍しく暖かったこともあって,久しぶりに近所の氏神様へ初詣に行き、新年の誓いを立ててきました.難しいことは神頼みという年頃です.わたくしが繊維工学科に学科所属したのが,昭和42年春ですから,もう何年にもなりますか,太古の昔です.その間学生としてまた職員として卒論発表会に連続出場して参りました.停年と共にその重荷からも解放され,やっと肩の荷をおろしてほっとしたのも束の間,会長職の最大の仕事が卒論発表会に参加して,優秀卒論賞の授与することとか.どこまでも続いている縦糸のよう.たくさんの教え子を輩出させる教官が縦糸なら,毎年社会で飛び出した活躍する卒業生の方々が横糸かも.同窓会でいくつもの企画があってみなで集まれば,古き佳き時代の鮮やかな記憶もよみがえって錦も紡ぎ出せましょう. 昨秋は,本会前会長 奥居徳昌名誉教授の突然の訃報に接し,深い悲しみを覚えました.ご承知のように先生は同窓会の運営にご尽力されてきました.先生のご遺志の幾ばくか引き継ぐためにも,どうか皆様の主体的なご参加をお願い申しあげます.会員各位のご発展とご健康を祈念して就任のご挨拶とさせていただきます.

副会長挨拶

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 鞠谷 雄士
 東京工業大学教授

この度、奥居先生の仕事を引き継いで、有機材料工学科、繊維工学科、紡織学会の卒業生・職員の同窓会である優材会の事務局を担当させて頂くことになりました。私は、昭和52年有機材料工学科卒、昭和54、57年に、それぞれ繊維工学専攻の修士、博士課程を修了しておりますので、ちょうど繊維から有機材料への転換の過渡期に本学で教育を受けたことになります。学位取得後は当学科の助手に採用され、そのまま現在に至っており、14か月の海外留学の期間を除くと、学生時代から35年間、大岡山キャンパスに通い続けております。従って、同窓会につきましても、深い思い入れとともに責任も強く感じておりますので、会員の皆様方のご協力を得て本会の活性化に向け微力を尽くしたいと思います。 現在、優材会の活動として、有機材料フォーラムと称する講演会、卒論発表会における優秀卒論賞(岩熊賞)の贈呈と懇親会、そして優材会規約に基づく総会が毎年行われております。今後は、この活動を堅持しつつ、さらに多くの方々が一堂に会し会員相互の交流を深めることのできる機会を増やすことを念頭に、富板会長、奥居副会長、そして各卒業年代から選ばれた理事の方々とともに知恵を絞っていきたいと考えておりますので、何卒宜しくご協力のほどお願い申し上げます。