有機材料分野へようこそWelcome

有機材料は人と環境に優しく、資源・環境・エネルギー、電気・電子、光、ライフサイエンスなど多くの分野で社会を支えています。このような有機材料の機能創出や開発に必要な科学と工学はサステナブルな未来社会の実現の基盤となる学問領域です。
物質理工学院のなかで材料系に含まれる「有機材料分野」は、本学の2016年4月の組織改革を機に、学部レベルにおける有機材料工学科、大学院レベルにおける有機・高分子物質専攻を基盤に生まれました。材料系の金属分野、無機材料分野とともに、幅広い材料学の基礎知識を修得するとともに、革新的工業材料を創出するための知恵と創造性を身に付けた先導的科学者、技術者を養成することを目的としています。とくに有機材料分野は、繊維の研究に端を発する東工大のなかでも最も歴史の古い分野のひとつですが、有機材料の合成を研究する一方で高分子材料の成形・加工も研究しており、液晶や有機エレクトロニクス材料など、低分子から高分子に至る幅広い先端材料を扱っています。教員の構成も材料系の出身者に加えて、化学系、応用化学系、物理系の出身者を含み、多様なバックグランドをベースに有機物の個性を活かした材料創製に取り組んでいます。
これを反映してカリキュラムも、物理化学や有機化学など化学系の基礎科目をしっかり学ぶ一方で、材料科学はもちろんのこと、量子力学や固体物理学にも重点を置いています。このように幅広く基礎を重視することによって、有機材料のみならず、総合的にマテリアルサイエンスを扱える人材を養成することが我々の目標です。
*新入生は物質理工学院での募集となりますのでご注意ください。

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